OGRE YOU ASSHOLE「homely」リリースツアー@名古屋CLUB QUATTRO


えーと、規人君が抜けてから初めてオウガを見るわけですが。ほんとはこれ以前にオウガ見る予定があったりなかったりしたんですがどれも行くのやめちゃいまして…。

最近の名古屋クアトロワンマン、フォグランプツアーのときも浮かれている人ツアーのときも物販がクアトロの外だったんですが(浮かれている人のときは記憶が定かじゃないんだけど外だったよね…?w)、今回は中だった。なんかそんな予感はしてたんですが(名古屋のクアトロ、あんま埋まってないときは物販が中にできる いっぱい埋まってるときは外)。ちなみに去年のDeerhoofとの対バンのときと今年のDeerhunterとの対バンのときは中でした。チケットちょっと高かったからね…

今まではいつも見る場所が決まってて、毎回同じような自分的ベストプレイスwで見てたんですが、今回どこで見たらいいかわかんなくて。笑 一回遠めの位置から見てみたかったこともあってフロアの後ろのほうの一段高くなってるところから見てた。名古屋クアトロでこんな位置でオウガ見たの初めてw ステージ全体が見やすくていいけどメンバーの表情が見たいのでやっぱもうちょい前がいいかな。と思った終演後。

あと今回客入れのときのBGMがよかったですね。アンビエントになるんだろうか?誰のなんていう曲かってのは全然わかんないんだけどwこの手のジャンル興味あるんですが全く詳しくないです…(→清水さんのpostによるとHarmoniaらしいですね) オウガのツアーの客入れの曲がこんなチョイスなの初めてじゃないか? やっぱアルバムがああいうのだったからこういうチョイスなんだろうなーと思った。

そんで10分押しくらいで始まって。登場SEの替わり?に明るい部屋のイントロが流れるステージに4人が現れて。もちろんベースは規人君ではなくサポートの清水さんで。新体制のオウガを初めて見るわけですが、どんな気持ちになるのかわかんなくて怖かったのですが始まったらすごい冷静に見てしまった。

今回のツアー、先に他所のレポやら何やらを読んでしまってたのでセットリストもMCもどんなもんか把握してたのですが、アルバムの順番どおり、インストの明るい部屋からロープ。ロープの歌いだし、出戸ってこんな歌い方だったっけ?とちょっとギョッとしてしまったんだけどw 久しぶり(っつっても先月も見てますがw)に見るからか? 新アルバムの曲を初めて聴くからか? クアトロの音響の問題(あんまよくないよね…)? 声にエフェクトかかってたから? 分かりませんがまあ私の気のせいかも。

今年の頭に登場SEなくなってイントロをやるようになったとき、「すごいバンドになったなあ…」としみじみ思ってしまったのですがw今回のツアーの感想を大まかに言うと、全編が「すごいバンドになったなあ…」って感じ。 アルバム、サックスやフルートなんかが入ってるけどどうなってんだろ?って思ってたけどガッツリアレンジしてきてますね。よかった。 あと、ギター、「ここまぶちじゃなくて出戸が弾くんだ!?」ってのが多かった。重要なメインのフレーズっぽいのを結構出戸が弾いててびっくりした。

規人君、演奏のスタイルがわりと大人しめというか、主に頭でリズムとりながらゆらゆらしつつ弾いてる感じだったのですが、清水さんはけっこう身体全体を大きめに動かしながら弾くタイプで。出戸とまぶちと勝浦さんは今までと変わんなくステージにいるのに、ベースの人の動きが違うのがなんかすごい変な感じで。頭では分かってたはずなのに「あれ?なんでベースが規人君じゃないんだ?」って見ながらずっと混乱していた。あと規人君はピック弾きだったけど清水さんは指で、音の感じとかも結構違うね。でも清水さん、見ててすごい頑張ってるってのよく分かったし、音もオウガに馴染んでてよかったと思います。最初にサポートベースがネオンホールのオーナーの人だと聞いたときにすごいホッとしたんですが、ほんとにいい人選だったなーと。

あ、あと今回、出戸もまぶちも白いシャツで、清水さんも白い?(照明で正確に何色なのかはよく分からなかった)半そでのシャツで、勝浦さんはいつもどおりのTシャツだったけど、何バンドになるつもりなの?と思ってしまった笑

ライブ中、ずっとMCはなくて。まあ事前にないらしいよという話は聞いてたんですが。 今までだったら拍手起こったら「ありがとう」くらいは言ってたのにそれすらないのにはちょっとびっくりした。徹底してるなあ。「明るい部屋」から「羊と人」までアルバムの順番どおりに演奏して、最後の2度目のロープの前だったかな、そこで初めて「こんばんはオウガユーアスホールです」と。今になって言うのか!とちょっと思いましたがw 最初のロープもよかったけど、2度目のロープすごいよかったね。最初とは全く違うアレンジで長尺になってて。

そんで本編が終わりメンバーがはけていってアンコールの拍手が起こって。今まではアンコールわりとさっさと出てきてた気がするんだけど、なんか今までより出てくるのが遅かった気がしたw なんかやっぱ疲れそうだもんな、今回のツアー…と思いましたが余計なお世話か…w

アンコールで出てきたときにMCがあって。もうほとんど何も喋んないんだろうと思ってたのでびっくりw 内容は「ありがとうございます」「僕たち今は長野に住んでるんですけど、前は名古屋に住んでて、けっこう長い間住んでた(手でジェスチャーする)のでよろしくお願いします(笑)」「あと1曲だけやって終わりにします、オウガユーアスホールでした」といった感じでした。よそでは全然喋ってないらしいのに、名古屋では今回も名古屋バンドアピールするのか!と驚いたというか笑ったw

アンコールはバランスのTwilight Edition。ep買ったけどプレイヤーがなくて聴けなかったりしましたが、こんな感じなのかーと。確かに場末のバーで演奏してる感じw 今までのバランスとは全然違うけどいいね。 アレンジは今までと全然違うけど、なんか規人君いたときのオウガを思い出してしまって、ちょっと泣けた。

18時開演で、10分くらい押して始まって、終わったのが19時40分くらいだったので正味1時間半といったところですね。今までもワンマンは短かったりしましたがw、今までで一番短いワンマンなのかな?今までのワンマンどんなもんの時間やってたか覚えてませんが… 事前に短いって話は聞いてたけど、実際見てみたら全然気になんなかった。意外。最初よそのレポでこういうセトリだということを知ったときに、「今までだったら平均とか雰囲気合いそうな曲を入れてきそうなのになー」とか思ってましたが、本編はあれはあれでよかったと思う。アンコールでもうちょいやってくれてもいいかもねw 知らずに見た人はびっくりするだろうけど、私にとってもあのセトリでよかったと思いました。今までのアルバムの曲をガンガンやってたらもっと混乱してた。

ライブすごくて、すごく良くて、行く予定だったオウガのライブをいくつか蹴ってしまったことをちょっと後悔したりもしたんですが、ベースが規人君じゃないってことがどうしてもひっかかってしまって。こんなすごいアルバム作ってこんなすごいライブしてるのに今までの4人じゃないのがどうしても悲しくて。私の自分勝手なんだけど。ううう。

なんかでもほんと、バンドとしての転換期にいるんだろうなあというのはライブ見て改めてすごく感じた。バンドのスタンスはすごく信頼してるので、これからのオウガに不安は…ないといったら嘘になりますがw、まあめちゃくちゃ不安ってことはないですが、規人君抜けて、良くも悪くもこれからどうなっていくんだろうなあと。どうなるんだろなー。

あとですね、今日規人君客としてきててね…うんちょっと予想はしてた。元気そうな姿を確認できてよかったのですが、自分の居ないオウガを見るのってどんな気分なんだろうなあ…と思わずにはいられなかった(抜けてからちゃんとしたライブを見るのは初なんだろうか?) とりあえず元気で過ごして欲しいです。涙

以下セットリスト。

  1. 明るい部屋
  2. ロープ
  3. フェンスのある家
  4. ライフワーク
  5. 作り物
  6. 同じ考えの4人
  7. ふたつの段階
  8. マット
  9. 羊と人
  10. ロープ(alternative ver.)

EN. バランス(Twilight Edition)